事例工務店・リフォーム会社の社長さんへ

ペンキ屋が AI と1年:英語もコードも分からないところから(Claude Code 非エンジニアの活用事例)

2026年10月21日 書いた人:ヨコイ塗装 2代目 横井隆之(愛知県扶桑町・施工歴25年・250件超・著書3冊)

悩み:社長の判断

2025年10月20日、横井は初めて AI(Claude Code)に仕事を頼みました。英語もコードも分からないところからの1年です。頼んだ回数は、最初の月が82回、2026年9月は2,067回でした。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、記録にあるものだけを並べます。

売上につながったこと(件数だけ)
いつ何があったか出所
2026年AI 検索で知った、と施主さんが言った問い合わせ:2件(うち1件が成約)
「問い合わせが AI でしたという方2件で、そのうち1件は成約になりました。AI 検索で集客に繋がったのが2件ということです。」(横井の言葉・2026-10-21)
「AI 検索で知った」は施主さんが自分でそう言ったもので、仕組みで数えた数ではありません。
横井の言葉より
2026年8月工程ごとの人工を書いた見積書が、2件続けて決まった。見積書の形は AI と作った。確かめた(8月20日の記録。見積書のひな形の記録は7月17日から)
2026年7月ごろサイトのフォームから、短い間に4件の問い合わせが来た。4件とも、AI と作ったサイトの記事と中身が対応していた。何で知ったかは聞けていないので、AI のおかげとは言い切れません。会話の記録より
いまAIコンサルとしての売上は、まだ0件。会話の記録より(2026年10月21日時点)

金額・売上・値段は書いていません。施主さんの名前・地区も書いていません。

経費や手間が減ったこと
何がどう変わったか
ココナラに頼んでいた外注費年に10万円以上(横井の実感)
サイトの置き場年に約27,000円(見込み)
現場ブログ1本「2、3時間かかっていたと思います」→ いまは「1問への答えは1〜2分ほど」で話すだけ(どちらも横井の言葉)
図面の面積計算3分の1以下の時間(横井の実感)

くわしくは、下の「横井の会社で減った経費」と、現場ブログ・面積トレーサーの事例にあります。

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AI(Claude)の説明年表の各行には、どこから取ったかを付けました。横井の作業の記録(AI に頼んだ文・作業の記録・メモ)で確かめられたものは「確かめた」、横井と AI(Claude)の会話の記録にしか無いものは「会話の記録より」と書いています。

年表

2025年10月:AI を使い始めた

  • AI(Claude Code)に初めて仕事を頼んだ。(確かめた:最初に頼んだ日は2025年10月20日)
  • 会社のサイトを WordPress から作り直し始めた。(確かめた:古いサイトの記事を移す頼みごとは11月3日から)
  • 移す記事は300〜400ページあった。(会話の記録より)
  • 8GB の Mac で、画面を組み立てるのに2〜4分かかっていた。(確かめた:2026年4月の記録に「2〜4分」とある。2025年10月の時点の記録は無い)

関係する事例:自社サイトを、話し言葉で直す

2025年11〜12月:話すだけで記事にする、を考え始めた

  • 話すだけで日報が記事になる仕組みを考え始めた。(会話の記録より)
  • ペンキのミカタ(塗装の中立の情報サイト)の土台を作り始めた。(確かめた:2025年12月2日)

関係する事例:現場ブログを、帰り道に話すだけで書く

2026年3月:毎朝の仕組みと、暴走

  • 毎朝の業界チェックを仕組みにした。(確かめた:調べ物の仕組みの記録は3月13日から)
  • ペンキのミカタが202記事を超えた。(確かめた:2026年4月7日の記録)
  • うまくいかなかった勝手に記事を作り続ける仕組みが暴走し、丸ごと消した。(会話の記録より)

関係する事例:AI の案と、社長の決定を分けて記録する

2026年5〜6月:人工の計算と、AI 検索

  • AI 検索に名前を出してもらう戦略を立てた。(確かめた:記録は5月23日から)
  • AI現場監督(現場の知らせの仕組み)の作りを決めた。(確かめた:6月4日・6月20日に作り直し)
  • 人工の計算機を作り始めた。(確かめた:6月14日)

AI(Claude)の説明人工は、1人の職人が1日働く量のことです。

関係する事例:1つの現場にかかった人工を数えて、合計を出す / 自分の町でAIに20回聞いて、名前が出るかを測る

2026年8〜9月:サイトの置き場をまとめた、取材を受けた

  • サイトの置き場を Cloudflare にまとめ、年に約27,000円減る見込み。(確かめた:8月24日・9月1日に移し、10月2日に前の置き場から引き上げ。額は8月29日の段取りの記録)
  • 業界紙の記者さんの取材を受けた。(確かめた:9月29日・オンラインで52分)

関係する事例:現場の写真と記録から、施工事例のページを作る

2026年10月:「はい」1,544回から、社長向けの事例まで

  • うまくいかなかったAI の確認の画面で、7日に1,544回「はい」を押していた。(確かめた:10月14日に数えた)
  • 「英語が読めないので、CC の確認はほとんど Yes を押してしまう」(横井の言葉・2026年10月15日)
  • AI(Claude)の説明CC は、横井が仕事を任せている AI(Claude Code)のことです。
  • そこで、日本語で決めた形のものだけを通し、ほかは押す前に止める仕組みにした。(確かめた:10月15日〜16日)
  • 話して答えるだけの「今日の1問」を始めた。(確かめた:10月5日)
  • 「隙間時間でやれるようになりました」(横井の言葉・2026年10月20日)
  • うまくいかなかった自動で公開された記事が0本の日があった。(確かめた:10月19日。10月17日は1本)
  • うまくいかなかったAI(Claude)がうちのページを答えの根拠に使った回数は、20回中15回から、10月9日からはサイト全体で20回中1回に下がった。理由はまだ調べている途中です(試し中)。(確かめた:10月の測定)
  • 家ごとの見積もりボットを作り始めた。(確かめた:10月14日)
  • 社長向けの事例12本と週報を出した。(確かめた:10月19日〜21日)

関係する事例:「はい」を1,544回押していたのを数えて、門番を置いた / 現場ブログを、帰り道に話すだけで書く / 家ごとの見積もりボット / 現場の写真と記録から、施工事例のページを作る

週報:週報 第1号(2026年10月19日号)

AI に頼んだ回数(月ごと)

月AI(Claude Code)に頼んだ回数
2025年10月(20日から)82回
2025年11月257回
2025年12月439回
2026年1月909回
2026年2月763回
2026年3月817回
2026年4月702回
2026年5月1,030回
2026年6月1,968回
2026年7月1,197回
2026年8月967回
2026年9月2,067回
2026年10月(21日まで)1,544回

数は、横井が Mac で AI(Claude Code)に頼んだ文の記録を、2026年10月21日に月ごとに数えたものです。スマホやブラウザで AI と話した分は入っていません。

「これは教えれば誰でもできる話だと思います。自然言語で話すだけですから」(横井の言葉・2026年10月20日)

横井の会社で減った経費

「外注はココナラで頼んでいました。今、はっきりと感じているのは、ココナラで頼んでいた外注費がほとんどなくなったということです。」

「ほとんどAIで代用できており、ココナラで頼んでいた色んなことが自分でできるようになりました。年間10万円以上は削減できます。」(横井の言葉・2026-10-21)

  • ココナラに頼んでいた外注費:年に10万円以上(横井の実感・記録で数えた数ではない)
  • サイトの置き場を Cloudflare にまとめた分:年に約27,000円(見込み)
  • 合わせて:年に約13万円以上(見込みを含む)

一人で回している会社でこの額です。外注や事務の人が多い会社ほど、減る分は大きくなります(見立て)。

御社なら:人件費はどれくらい減りそうか(見立て)

「リフォーム会社の社長なら人件費をかなり削れるので、かなりのコストカットにつながると思います。」(横井の言葉)

事務の時間

  • 建設業で働く人の54.4%が、事務作業(書類作成・写真整理・連絡・報告など)に1日2時間以上かけている。
  • 生成AIを使った作業は、平均で16.7%短くなっている。使いこなしている人は、そうでない人の約2.3倍の時間が減っている(パーソル総合研究所)。

出所:サイボウズ「建設業界における業務効率化の実態調査(2026年)」(調べたのは2026年3月27日〜31日・建設業の従事者1,000人・発表は2026年5月27日)/パーソル総合研究所「生成AIとはたらき方に関する実態調査」(2026年2月3日発表)。どちらも2026年10月21日に読んだ

AI(Claude)の計算です仮に、事務を1日2時間する社員が10人の会社なら、年に約155万円です。

計算のしかた:時給 約1,850円(小企業の月の賃金305,600円×12か月÷建設業の年間の労働時間1,987時間)×月42時間(1日2時間×21日)×12か月×10人×16.7%。社会保険料は入れていません。

16.7%は「生成AIを使った作業が短くなった割合」で、事務の時間が全部16.7%減るわけではありません。305,600円は、6月分の所定内給与額(残業代と賞与は入らない)で、全部の業種の小企業(10〜99人)の額です。

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2026年3月24日公表)/国土交通省「国土交通省における働き方改革等の取組」(厚生労働省「毎月勤労統計調査」・パートタイムを除く一般労働者・令和6年度の建設業)。どちらも2026年10月21日に読んだ

ホームページの外注費

  • ホームページの保守・管理作業の費用は、月額数千円〜5万円がボリュームゾーン(ランサーズ)。
  • 情報の更新・修正は1回5,000〜15,000円ほど、新しいページの追加は3万円以上(アイミツ)。

出所:ランサーズ「ホームページの保守・管理作業に関する費用相場」/アイミツ「ホームページ保守の費用相場」。どちらも2026年10月21日に読んだ

AI(Claude)の計算です仮に、月2万円の更新代行を頼んでいた会社が、社内で AI に頼むだけにすると、年に24万円です。

横井の実例:自社サイトを、話し言葉で直す(ページの中身や作りに触った直し192回・29日)。横井の会社で減った外注費は、上の「横井の会社で減った経費」の節にあります。

現場監督の移動

  • 遠隔臨場(現場に行かず、映像で確認すること)を使った受注者の92%が「時間削減効果あり」と答えた(国土交通省 関東地方整備局の調査)。
  • 片道1時間の工事で10回遠隔臨場を行うと、往復2時間×10回=20時間の削減になる、という例がある(宮崎県)。

出所:労働新聞「時間削減「効果あり」 遠隔臨場実施者に調査 関東整備局」(2022年11月2日)/宮崎県 県土整備部「記者発表資料(遠隔臨場試行)」。どちらも2026年10月21日に読んだ

AI(Claude)の計算です仮に、現場監督1人が確認のためだけの移動(往復1時間)を月8回減らすと、月8時間×時給 約1,850円で、年に約18万円です。監督3人なら年に約53万円です。ガソリン代は入れていません。

減らすのは「確認のためだけの移動」に限ります。行くべきときは行きます。

「何かあったらすぐ駆けつけるスタンスです、と伝えてあり、実際そうしています。」(横井の言葉・2026-09-09)

写真や映像を撮る側の手間が増えないようにすることが大事です。埼玉県の試行では、受注者の43%が「作業が増えた」と答えています。

出所:埼玉県 建設管理課「工事情報共有システム 及び 遠隔臨場 令和3年度の試行結果」。2026年10月21日に読んだ

横井の道具:家ごとの見積もりボット(試し中)/過去の工程表を型にして、次の現場の工程表をすぐ作る。施主さんへの現場の知らせの仕組み(梅プラン)は、今は止めています。

正直に書いておくこと

同じパーソル総合研究所の調査で、実際に仕事の時間が減ったと答えた人は25.4%だけでした。AI を入れるだけでは、浮いた時間がほかの仕事に吸われます。

浮いた時間をコストカットに変えるには、仕事の流れの組み替えが要ります。

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1年前の自分に一言

「取り組むか取り組まないかで、かなり働き方が変わる。人生も変わるかもしれないような変化に繋がります。」(横井の言葉・2026年10月21日)

印のない数字は、実際に数えたものです。「AI(Claude)の計算です」の札が付いた金額は、AI(Claude)が「仮に」で計算したものです。

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ヨコイ塗装(愛知県扶桑町)横井隆之

このサイトも、現場に出ている職人が、仕事の隙間時間に AI に話しかけて作りました(社長向けのページ17本・問いのページ15本)