下請けから、直請けへ。迷っている人のためのページ

直請けノート

今日の1枚が、あとで仕事になる。

現場では、写真を送るだけ。日報は勝手にできます。その日報が貯まって、あなたの実績になります。

2026.08 2025年12月から、国は見積書に労務費(人工)や工程ごとの作業日数を書くよう、業者に求め始めました(改正建設業法20条・努力義務)。
お客さん側には、見積書を比べるチェックシートが出回り始めています。

使い方は、これだけ

  1. 1
    現場で撮って、送る

    LINEに写真を送るだけ。1〜2秒。ボタンも入力もなし。

  2. 2
    帰ってから、ひとこと

    説明は帰宅後にゆっくり。雨の日にまとめて書いてもいい。

  3. 3
    日報が、できている

    「〇〇邸 日報」。日付と屋号入り。元請けにそのまま見せられる。

毎日、元請けに日報を出す下請けは、ほとんどいません。だから、続けるだけで目立ちます。営業がうまくなる必要はありません。撮って、送る。それだけです。

直請けで怖いのは、この2つ。「見積の根拠」と「品質の見せ方」。

その2つに、1つずつ道具を作りました。どちらも自分の現場で使っているものです。

見積の根拠が出せない

面積トレーサー図面から外壁面積を出すツール/無料

図面をなぞるだけで、外壁の塗装面積が数字で出ます。「なんでこの金額?」と聞かれたら、図面の数字で答えられます。図面データは外部に送信しません。

面積トレーサーの実際の画面。図面の立面をなぞって外壁44.0平米・足場架面積66.4平米が算出されている
実際の画面。図面をなぞるだけで、塗装面積と足場の架け面積が出ます。

トレーサーを試してみる

横井自身の現場で実証中 道具2

品質が伝わらない

ヨコイ式・品質の証拠セット(実証中)品質を、口じゃなく写真で見せる

撮るだけでは、まだ0点です

AIが読めるのは、ネットに出ている文字だけです。写真がスマホの中にあるだけでは、AIにとって存在しないのと同じ。撮った写真を、説明の文字と一緒に外に出して、初めて仕事の証拠になります。

撮るのは0円。でも、出さなければ0点。その『出す』を、現場からLINEに写真を送るだけにしたのが、直請けノートです。

みんな「品質にこだわる」と言う。証拠を残す職人は、ほとんどいない。

いま、お客さんは業者選びをAIに相談する時代です。

あなたが言ってもらいたい一言は、これのはずです——「この業者さんが、いちばん品質が高そうですよ」。

AIは現場を見に来ません。読めるのは、外に出ている証拠だけ。だから、証拠を出している業者から順に「品質が高そう」と判断され始めています。

やることは3つだけ。
①工事の前に、やることを紙に書いて、お客さんに渡す。
②現場で、写真を撮って残す。
③工事が終わったら、その記録をお客さんに渡す。

あなたがやるのは、現場で写真をLINEに送るだけ。①の紙も、③の記録も、直請けノートが作ります。

撮るのはシャッターだけ。書類仕事はゼロ。

  • 1塗料缶とロット
  • 2現場の温湿度計
  • 3新品ローラー
  • 4下地の前・中・後
  • 5同じ壁の定点3枚
  • 6塗料を量った秤

写真 元請けへの報告書 + 自分のブログ

お客さんがAIに「いい業者の見分け方」を聞くと、AIは「工程写真や使った量を確認して」と答える時代です。だから、先に出しておきます。

いま、横井自身の現場で試しています。数字が出たら、ここに載せます。

写真と記録は、こうして施工事例になります

現場の写真と記録が、そのまま施工事例になりました → 扶桑町W様邸の施工記録

毎日の1枚は消えません。あなたの実績ページになって残ります。

あなたの現場も、記録が実績になります

秤・温湿度計・塗料缶のロット・新品ローラー。この4枚の写真が揃った現場は、施主向けメディア penki-mikata に「施工記録」として掲載できます。掲載は無償、基準は記録がそろっていることだけ。うちとの取引があるかどうかは関係ありません。

あなたの現場が、施主さんの読む場所に出ます。

第1号の現場を募集しています。くわしくはメルマガでご案内します。

この2つの道具に、共通していることがひとつあります。

ただ現場をこなす毎日が、そのまま先の仕事の材料になることです。

写真1枚が品質の証拠になる。なぞった図面が見積の根拠になる。やることは今までと同じ。残るか、残らないか。それだけの違いです。

下請けのままでも、今日から貯められます。貯まるのは、あなたの腕の証拠です。元請けさんに断りを入れる必要はありません。全部あなたのものです。

フォーマットだけ先に見る(登録不要)→ 見積書フォーマット

怖さには、ぜんぶ答えます

この1年、同業の相談サイトや掲示板で、数えきれないほど見た声があります。

「営業が苦手で、受け仕事が取れない。情けない」

「客質が悪くて、消耗する」

「1棟いくらで受けたのに、終わったら財布がスカスカ」

「集金までの間、資金が持つか不安」

「元請けに切られたら、と思うと動けない」

「HPもクチコミもゼロ。怪しまれないか」

ひとつずつ、直接契約25年・250件超の実感で答えます。自分の怖さに近いところから開いてください。

Q営業なんてやったことがない。口下手でも直請けの仕事は取れますか?

技術の話より先に、ひとつ聞かせてください。知り合いみんなに、ちゃんと伝えていますか?

たとえば、普段ご飯を食べに行くレストラン。子どもの習い事の集まり。奥さんがよく行く美容室。

職業を伝えて、簡単な紹介カードを渡すだけでも違います。カードにQRコードを付けて、ホームページに誘導する形でもいい。しゃべりの上手さは要りません。名乗ること——最初の1件は、そこから始まります。

→ 今日の一歩:行きつけの店で一度だけ、「実は、塗装屋をやってまして」と言ってみてください。

Q下請けの現場は客質で消耗します。直請けにしたら、客質は本当に変わりますか?

正直に言います。直請けにも、良いお客さんも悪いお客さんもいます。「お金を出せば何でもやれ」という人もいます。

だから直請けの本当の意味は、客質が自動的に良くなることではなく、頼まれる仕事を増やしておくことです。断れるくらい依頼がある状態を作る——そのための道具が、上の2つです。

→ 今日の一歩:「選べる側になったら断りたい仕事」を、ひとつ紙に書いてください。それが、頼まれる仕事を増やす理由になります。

Qクレームが来たら全部自分ですよね。それが怖くて動けません。

25年・250件やってきて、クレームは年に1回あるかないかです。

無茶を言う施主さんがいたのも覚えています。本当にめったにありませんが、弁護士さんに相談に行ったこともあります。ただ、賠償保険があればそちらで対応できますし、最終的には弁護士さんに対応を代行してもらえます。一人で全部を背負うわけではありません。そこは安心して大丈夫です。

保証はどうするか。結局は、誠意を持って対応するしかありません。地元で根を張ってやっていくには、そういった姿勢です。

→ 今日の一歩:賠償責任保険に入っているか、保険証券を今夜たしかめてください。

※ 前提として、賠償責任保険には必ず加入してください。上の「安心」は保険と専門家という受け皿があってのものです。→ 具体的な保険の入り方は、こちらで答えています

契約書・保証書の書式についても、メルマガでご案内していきます。

Q直請けは集金まで時間がかかると聞きます。その間の資金が不安です。

まず、「直請けは集金まで2〜3ヶ月かかる」は、よくある誤解です。私の場合、完工からだいたい1週間後にはお金をいただいています。資金繰りは、むしろ元請けの方が楽だと思います。

私は前金と完工時の2回に分けて受け取っています。理由は資金繰りのためだけではありません。施主さんとペンキ屋は対等であるべきだと思っているからです。先に材料費が賄えるので、谷はそもそも浅くなります。

出ていくお金を軽くする工夫も2つあります。足場は、長期的に自社でできるようにしていきましょう。すごく楽になっていきます。材料費は、色々なメーカーを見てコストパフォーマンスの良いものを勉強しましょう。メーカーを切り替えただけで随分楽になった経験があります。

→ 今日の一歩:次の見積書に「お支払い:前金・完工時の2回」の一行を入れてみてください。

Q見積を作ったことがありません。何を基準に値段を付ければいいですか?

基本は相場です。そこから、忙しい時期は少し高め、手が空いている時期は少し安め——値段は固定ではなく、自分の状況で動かしていいものです。下請けでは単価は「決められるもの」でしたが、直請けでは「決めるもの」になります。

一番やってはいけないのは、赤字で受けることです。いくらで出せばいいか分からないときのために、逆算式を1つ持っておいてください。

① 材料費(塗料代)を出す
② 人件費(日数×人数)を出す
③ 足場代を出す
④ ①+②+③の合計を 0.65〜0.7 で割る → 見積金額
例:材料20万+人件30万+足場15万=65万円 → 65万 ÷ 0.65 = 100万円

一般的な塗装工事の内訳は、材料約20%・人件費約30%・足場15〜20%・経費と利益が30〜35%です。上の式はこの比率をそのまま逆から使ったもので、経費と利益の取り分(30〜35%)を先に確保する計算になっています。感覚で値引きすると、この取り分が知らないうちに消えて赤字になる——迷ったら、まず式で下限を出してから、相場と忙しさで調整してください。

この物差しは、安すぎる見積の中身を見抜くのにも使えます。総額59.8万円の外壁塗装を比率で割ると人件費は約18万円、必要な人工で割ると職人の日当は8,950円——業界相場より明らかに低く、しわ寄せは必ず人か材料に出ます。安い見積は値引きではなく、何かを削っている見積です。

「自分の人工をいくらに決めるか」は、こちらで答えています

もうひとつ。いま施主さんは、届いた見積書をAIに見せてチェックする時代に入っています。「一式」の見積はAIに疑われ、根拠のある見積はAIが味方をしてくれます。その型はメルマガの登録特典でお渡ししています。

→ 今日の一歩:直近の現場で「材料費+人件費+足場代 ÷ 0.65」を計算し、実際の請求額と見比べてください。

Qいきなり下請けを全部やめるのは怖いです。続けながらでもいいですか?

いいです。少しずつ元請けを増やすやり方で構いません

ただし、条件が一つだけあります。未来への時間を作ること。時間を作らないと、未来は変わっていきません。手始めに、なるべく遠方の仕事から断っていくことをおすすめします。移動に消えていた時間が、名乗る・カードを配る・レターを書くという「未来の1件」のための時間に変わります。下請けをやめるのではなく、時間の使い先を少しずつ動かす——それで十分です。

→ 今日の一歩:一番遠い現場までの往復時間を計算してください。それは、あとで自分が払うことになる時間です。

Q直請けを始めたのが元請けにバレたら、今の仕事を切られませんか?

逆に、ひとつ聞かせてください。それは、誰の人生ですか?

元請けの顔色で自分の10年後を決めるなら、それはもう自分の人生ではなく、元請けの都合の一部です。「切られたら怖い」の正体は、切られたら生きていけない状態——1社にすべてを預けている状態——にあります。そして直請けを増やすことは、まさにその状態から抜け出すための行動です。つまり「切られたらどうしよう」への一番の答えが、自分のお客さんを持つことなんです。

怖がる順番が、逆です。直請けを始めるから危なくなるのではなく、直請けを持っていないから、切られることがこんなに怖い。

仕事をもらえるかどうかを、元請けだけに握らせない。——そのための道具が、このページにあります。

QうちはHPもGoogleのクチコミもゼロです。名乗って、逆に怪しまれませんか?

データから話します。外壁塗装の施主さんが業者を探した方法の1位は「知人の紹介」です(経験者195人調査)。ネット検索ではありません。そして選んだ決め手は「信頼・実績」が41%で、価格の30%を上回ります(経験者1000人調査)。相見積もりで金額に差がなければ、人柄や対応の良い方に決める——工事後アンケートで、そういう絞り方が確認されています。

つまり施主さんは、立派なホームページで選んでいません。人で選んでいます。名乗ること・カードを渡すことが最初の1件につながるのは、このデータの通りの動きです。

とはいえ、紹介のあとに検索されるのは事実です。そのときの受け皿は、立派である必要はありません。顔と名前と考え方が見える1枚もののページがあれば十分です。クチコミも件数を競う必要はなく、「ゼロでない」ことが大事——工事のたびに完工時にお願いする仕組みにしておけば、自然に貯まります(あんしん便には、完工時にクチコミを自動でお願いする機能が入っています)。

もう一つ。ある施工客調査では、業者選びの決め手の1位は「進行状況が確認できる安心システム」でした。毎日の工程と写真が届く仕組みは、HPの立派さより強い「選ばれる理由」になります。

怪しまれるのは、実績がないからではなく、どこの誰か分からないからです。顔・名前・言葉。まず、その最小限を出すことです。

Q直請けのことを相談できる相手がいません。一人で始めて、続くものでしょうか?

正直に言うと、私は恵まれていたかもしれません。父親と一緒にやってきたからです。

ただ、父から受け継いだのは技術ではありません。見ていたのは、人当たりの良さでした。喫茶店でよく話す人、ソフトボールの仲間——自分の暮らしの環境の中から、仕事につなげてくる姿です。相談相手がいたというより、「仕事はこうやって生まれるのか」という見本が目の前にあった。それが一番の支えでした。

だから、あなたに必要なのも助言者より見本かもしれません。同じように現場をやりながら直請けを続けてきた人間の、実際のやり方と数字。私がメルマガを書いているのは、その見本の代わりを少しでも果たすためです。

Q塗装屋の倒産が過去最多と聞きました。今から直請けなんて無謀じゃないですか?

逆です。私は、下請けのままでいることの方が怖いと思います。

数字を見てください。2025年度、塗装工事業の倒産は143件で、23年ぶりの高水準でした。ただ中身を見ると、93%が資本金1000万円未満の小さな店で、原因の8割は「販売不振」——腕が落ちたから潰れたのではありません。仕事を自分で取れなかったことで潰れています。材料の値上げも同じです。施主さんに直接説明できる店は、数%の値上げを数字で通せます。言い先が元請けしかない店は、据え置きを飲むしかありません。

この統計が言っているのは「直請けは無謀」ではなく、「売る力を持たないことが、いちばんのリスク」だということです。時代が悪いからやめておくのではなく、時代が悪いからこそ、自分のお客さんを持つ。怖い時代なのは、その通りです。だからこそ——怖がるところを、間違えないでください。

Q人工って、いくらが妥当なんですか? 1人工1万円は安いですか?

相場より先に、決めることがあります。自分が、月にいくらもらいたいかです。それを決めないと、それに見合った行動ができません。

例えば「月50万」と決めて、現場に出られるのが月20日なら、あなたの1人工は2万5千円。それがあなたの値打ちです。1人工1万円が安いかどうかは、相場表ではなく、この数字が教えてくれます。月いくらで生きていくと決めたか、から逆算すれば、受けていい仕事と断るべき仕事が、自分で分かるようになります

参考までに、全建総連の賃金調査では一人親方の日当平均は約2万2千円です。㎡420円の手間請けが自分の人工に届くかどうかも、面積×単価÷かかる日数で検算できます(面積はトレーサーで出ます)。

今はまだ、その金額に届かなくてもかまいません。「未来はそれぐらいもらうんだ」と決めた人は、それに見合った行動に変わっていきます。値打ちを先に決めるのは、今の実力を測るためではなく、これからの動き方を決めるためです。

→ 今日の一歩:月にもらいたい金額を、今夜ひとつ決めて紙に書いてください。

Q結局、何から手を付ければいいですか? 最初の3ヶ月は?

順番はこうです。①月にいくらもらいたいかを決める(上の人工のQ&A)→ ②名乗る・紹介カードを配る③受け皿を作る(顔と名前が見える1枚もののページと、QRの行き先)→ ④遠方の下請けから断って、時間を作る⑤最初の1件を、前金+完工金で受ける

そして、この全部と並行してやってほしいことが一つあります。現場をこなしながら、自分の仕事を外に出せるようにしていくことです。今はYouTubeでもブログでも、無料でできるようになっています。まず現場で写真や動画を撮って、それを外に出す。そうしないと、誰にも、あなたの工事の価値が伝わりません。

腕は、現場の中にいる限り誰にも見えません。缶を開けたら1枚、下地は前・中・後で3枚——毎日の記録写真を撮る習慣があれば、それがそのまま発信の素材になり、あなたの腕の一番の営業になります。

→ 今日の一歩:明日の現場で、缶を開ける前に1枚だけ写真を撮ってください。それが発信の1枚目です。

Q「1棟いくら」の手間請け、単価は悪くなさそうなのに、終わってみると残りません。なんでですか?

まず、ざっくり1万円単位でいいので、何に使ったかを記録してください。材料、ガソリン、道具、応援の人工。残らない理由は、記録を見れば自分で分かるようになります。どんぶり勘定のままでは「なんとなく消えた」が毎棟続くだけです。数字にすれば、対策が打てます。

そして、お金より大切な話をします。1棟やって本当に何も残っていないのは、財布ではなく未来かもしれません。ただこなすだけの現場は、終わったら消えます。こだわってやった仕事が外に伝わるように、写真や動画を残してありますか。「未来に何かを残す」——それができていれば、下請けの現場だって、次の1件につながる、営業の材料になります。

→ 今日の一歩:直近の1棟の支出を、1万円単位で書き出してみてください。

Q元請けになるには、建設業許可や資格が要るんじゃないですか?

私も、持っていません。

事実から言うと、建設業許可が必要になるのは1件500万円以上(税込)の工事からです。戸建ての塗り替えは、ほとんどがその内側——つまり、許可なしで請け負えます。25年・250件、それでやってきました。

戸建ての塗装業にとって、許可はむしろ経費ばかりかかって、特に必要ありません。もし許可を取ることに力を入れるつもりがあるなら、その力は、集客を自分でできるようになることに使ってください。あなたを元請けにするのは紙の資格ではなく、あなたを直接呼んでくれるお客さんです。

Q賠償保険って、具体的に何に、どう入ればいいんですか?

私が入っているのは、東京海上の損害賠償保険です。種類でいうと「請負業者賠償責任保険」——工事や作業の最中に、他人にケガをさせたり(対人)、他人の物を壊したり(対物)したときの賠償責任を補償する保険で、賠償金に加えて弁護士費用などの各種費用も補償されます。クレームのQ&Aで「最終的には弁護士さんに対応を代行してもらえる」と言った、その裏側がこの保険です。

塗装作業は、この保険の対象業種に含まれています。東京海上のほか、損保ジャパンや三井住友海上など大手損保の同種保険は基本の補償構造がほぼ同じで、支払限度額は予算に合わせて設定できます。入り方は、付き合いのある保険代理店に「塗装業で請負業者賠償責任保険に入りたい」と伝えれば、見積が出ます。

下請けで働いている人に、ひとつ大事な注意を。元請けが保険に入っていても、下請けのあなたまで補償されるかは契約内容次第です。自分の保険は、自分で持つ——これも「立ち位置」の話です。

※対象は保険期間中の工事・作業中の事故です。工事が終わった後に起きた事故は別の保険(生産物賠償責任保険)の領域なので、範囲は加入時に必ず確認してください。

→ 今日の一歩:付き合いのある保険屋さんに「塗装業で請負業者賠償責任保険の見積を」と一本電話してください。見積は無料です。

Q横井さんは、ずっと順調だったんですか?

いえ。一番苦しかったのは、リーマンショックの時期です。仕事が、ありませんでした。

下請けをやっていなかったので、誰かが仕事を回してくれることもありません。とにかく、何とかするしかない——本を読み、セミナーに行き、やれることを片っ端からやりました。劇的な逆転の話は、ありません。気がついたら、抜けていた。それが正直なところです。

この時期に分かったのは、信用は長期的に出来上がるということです。直請けは、誰も守ってはくれません。その代わり、自分で動いた分と、積み上げた信用は、ぜんぶ自分のものになります。だから、長い目を持ってください。

横井隆之の写真

横井隆之(ヨコイ塗装 2代目)

外壁塗装 直接契約25年・250件超/著書3冊

コンサルではありません。同じ、現場の職人です。下請けをやめろとは言いません。ただ、移りたいと思ったときに道具がない、という状態だけは無くしたいと思っています。

クレームは年に1回あるかないか。それが、250件やってきた実数です。

一年後の、ある朝。

朝、通帳を見る。昨日、前金が入った。今日の材料を、気兼ねなく発注する。

昼、施主さんからLINEが届く。「毎日の写真、楽しみにしてます」。値段を、決められるのではなく、自分で決める

完工から1週間後、残金が振り込まれる。誰かの支払いサイトを待つ月末は、もう来ない。

夕方、知らない番号から電話が鳴る。「——さんのご紹介で、うちも見てもらえますか」。

夢物語ではありません。この下のQ&Aに書いてあることを、順番にやった人の朝です。

「これなら、自分にも、できるかもしれない」

追伸

いきなり下請けを全部やめる必要は、ありません。少しずつ元請けを増やすやり方でいい。手始めに、遠方の仕事をひとつ断って、未来のための時間を作る——それだけで、もう始まっています。

迷ったまま今日は閉じても、大丈夫です。このページは、逃げません。気が向いたときに、メルマガで待っています。

ちょっと、やってみませんか。

道具の使い方、直請けの数字の話(人工・転嫁・お金の受け取り方)を、無料メルマガで書いています。

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いま施主さんは、届いた見積書をAIに見せて判断する時代です。「一式」だらけの見積はAIに疑われます。根拠の書いてある見積は、AIがあなたの味方をしてくれます。250件の直接契約で磨いた、その型をそのままお渡しします。
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